秘伝「書く」技術 ― 著: 夢枕 獏 【読書記録】

レビュー
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こんにちは、おーびる(@Ouvill )です(/・ω・)/

小説家の夢枕 獏さんがどのように小説を書いてきたかを述べている『秘伝「書く」技術 』という本を読みました。今回はこの本を紹介しようと思います。

秘伝「書く」技術 (知のトレッキング叢書)
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どんな本?

小説家の夢枕 獏さんがどのように小説を作っているか書いています。第一章では一つの小説を書き上げるまでの流れを、第二章では物語を作る上でのポイントを、第三章ではどうやって小説を書き続けるかを、順番に紹介しています。

「小説をこう書くべきだ!」というような硬い口調ではなく、「ぼくの場合だったらこうする」、「ぼくはこうやって小説を書いてきた」というような気軽な口調で書かれています。小説の指南書というよりも著者の小説作成のエッセイというものです。しゃちほこばって硬い口調で説教たれている本を読むとつかれるのですが、これはサクサク読むことができました。

そもそも著者ってどんな人?

小説の指南書を書いているからには、さぞ凄い人なんだろうと思う方が多いのではないでしょうか?

私はあまり存じません。作品を読むときには、誰が書いたかよりも、どんなことが書いてあるのかを意識しているので覚えている小説家さんって少ないんですよね。

それだと紹介にならないので、本に書かれている著者紹介の文を引用しますね。

小説家。1951年、神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。77年、作家デビュー。「キマイラ」「サイコダイバー」「陰陽師」などのシリーズ作品で人気を集める。

89年、『上限の月を喰べる獅子』(ハヤカワ文庫)で日本SF大賞、98年、『神々の山嶺』(集英社文庫)で柴田錬三郎賞、泉鏡花文学賞、船橋聖一文学賞、吉川英治文学賞(2012年)などを受賞。

うわぉ。賞をたくさん受賞していますね。すごい。でも一つも読んでないや(・_・;) 「陰陽師」は野村萬斎さん(能楽師)が主演の映画になってましたね。

作者の事は全然知らないんですけど、名前いいですよね。『夢枕獏』って。

『獏』(バク)って夢を食べていきる伝説の生き物なんですよ。夢って寝ている時に食べる夢ですよ。で、夢枕ってもう夢見ているところじゃないですか。

夢食って生きていくって作家さんらしいなぁって思いました。

良かった所

本文を読んでいると全然押し付けがましくないんですよ。ずっと「ぼくの場合はこう」っていう説明が続きます。だから素直に読める。押し付けられると、なんか偉そうにって反発しちゃうじゃないですか。でもこの本は違う。

それでも作者はずーっと小説を書き続けている本業の人だから、一つのモデルとして参考になる。参考になった所は取り込んでいこうと思えました。またまた文章がうまいんだ。ちょこちょこネタを仕込んできてクスリと笑わせてくれる。

印象的だったのが

創作者たるもの、誰も褒めてくれなくても、自分で褒めるくらいの自信と気概は必要です。

ってところ。自分くらい自分がやったことを認めてあげてもいいんだって。ちょっと勇気づけられました。

あとびっくりしたのがベッドシーンの記述について

ベッドシーンの素晴らしい点は、ストーリーが進まないことです。描写で読ませるのはそれはそれで別の苦労があるのですが、話の展開を考える必要はない。

作者さんは

困った時のベッドシーンです。

って言い切っていて、思わず笑ってしまいました。なるほど、話の展開を思いつかなかったら、無理して思いつかなくていいんだと。

まとめ

小説指南書のはずなんですけど、ニヤニヤ笑いながら読んでました。ぜひみなさんも読んでみてください。面白いので(・∀・)

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